CITROËN 所沢

"貴方は我々と同じバスに乗りたいですか？"

まず、一緒にバスに乗る人を決める。

企業経営において私は何よりもまず理念が大事だと思っていました。そして次にくるのがビジョンであり、戦略である、と。
しかし、それよりも先に決めなければならな事がありました。

"それは、誰と一緒にバスに乗るのか。"

理念を定めても、ビジョンを描いても、戦略を構築しても、それを運用段階に置いて旨く活かす事の難しさをずっと感じ続けていました。そんな時、私は学びを得る為にこの書物を手に取り、読み込んで行き気づかされたのです。

そこにはこうありました。

「偉大な企業に重要なのは人材ではなく、適切な人材である」

よく企業は人なり、と言いますがその本質は企業は適切な人なり、と言えるのです。
適切な人は基本理念を定めても堅持するよう努めるモラルがあり、教養があり、
極論を申し上げれば、過度な管理や性悪説に基づくルールは必要ありません。
適切な人は旨く行けば窓の外を見て、旨く行かなければ鏡をみるのです。
適切な人が乗っているバスは、後から行き先を決めても良いということでもあるのです。